各結婚式場が、こぞって魅力的な広告を
出してくるブライダルフェア。
内容を見ると、お料理の試食やドレスの試着、
ギフトの試供品がもらえるなど、
結婚式をする予定がなくても楽しめそう…。
今度のデートにいいかも!
と思うこともありますよね。
でも、結婚式をする予定がないのに
ブライダルフェアに行っても大丈夫なのか
気になるところ。
結婚式場から「冷やかし」だと思われるのも
あまりいい気分ではありませんよね。
そこで今回は、まだ結婚式の予定がなくても
ブライダルフェアに行っていいものなのか、
さまざまな観点から見ていきましょう。
フリーランスの
ウェディングプランナーである筆者が、
「結婚式未満」のおふたりへ
ブライダルフェアデートの楽しみ方を
お伝えします。
ブライダルフェアは軽い気持ちで冷やかしに行っても大丈夫?
![](https://bridalfair.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
この質問に対する回答は
「YESもしくはNO」です。
「それでは回答になっていないじゃないか」
と思われるかもしれませんが、ポイントは
「軽い気持ち」で行くのはOKだけれど、
「冷やかし」はNGであるということ。
どのラインをもって「冷やかし」と捉えるかは
結婚式場によって異なりますが、
日常のデートの行き先として
ブライダルフェアを選ぶのは問題ありません。
ブライダル業界に身を置いている筆者としては
- 結婚式どころか、結婚の予定さえはっきりしない
- 幸せな空気が流れる空間でデートを楽しみたい
- 単純に結婚式に興味がある
ここまでは、ブライダルフェアへの参加は
むしろするべきだと考えます。
ところが、
- 試食が無料だから、
たらふく食べてお腹を満たそう - 長時間居座って、
ドリンクをいっぱいおかわりしよう - 何度も入場してドレスをたくさん着よう
このような考え方は、
「冷やかし」と捉えられても仕方ありません。
ボーダーラインとして
「ふたりの楽しいデートのため」なのか、
「ただ欲求を満たすため」なのか、
その点を判断基準にするといいでしょう。
デート感覚でブライダルフェアに誘うのは正直重い?
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次のハードルは
実際に相手をブライダルフェアへ誘うこと。
まだ結婚の話も出ていないのに、
ブライダルフェアへ誘ったら
相手にどう思われるだろう…?
誰しも悩みますよね。
この問題については、
興味深いデータがあります。
Q. デートで、ウェディングフェアに連れて行かれるのはあり?
あり・・・50.5%
なし・・・49.5%
引用:マイナビウーマン
おおよそ半々であることからも
ブライダルフェアへ誘われることを
重いと感じるかどうかは
「人による」という答えになります。
それでは「重い」と感じるポイントは
どこにあるのでしょうか?
それは、相手が感じるプレッシャーの度合いです。
ブライダルフェアへ参加するということは
多かれ少なかれ「結婚」の文字が
目に入ってくるでしょう。
まだ結婚を考えていない人にとっては、
「相手に急かされている」と
感じることも多いのです。
ここで注意が必要なのは、
ブライダルフェアを利用して
相手を操作しようと思わないこと。
結婚情報誌やブライダルフェアのパンフレットを
これ見よがしに目につく場所に置いたりすれば、
ブライダルフェアはおろか
結婚に対するイメージも悪くなってしまいます。
変な駆け引きに出るよりも
「一緒に行ってくれたらうれしい」と素直に
気持ちを伝えれば、
相手に余計な負荷をかけることもないでしょう。
結婚予定ならブライダルフェアデートはおすすめ!その理由は?
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一方で
- お互いに少なからず結婚を意識している
- 結婚の予定はあるけれど結婚式は未定
という場合は、積極的に
ブライダルフェアデートを検討しましょう。
なぜなら、ブライダルフェアへの参加が
おふたりにとって
いい結果をもたらしてくれる可能性が
あるからです。
ブライダルフェアデートがおすすめの理由として
以下のポイントが挙げられます。
理由①:試食や試着など楽しいイベントが充実している
デートは楽しいに越したことはありませんよね。
ブライダルフェアはいわば、
結婚式のテーマパークです。
テーマパークにイベントはつきもの。
以前から人気のドレスの試着に加えて、
昨今では試食に力を入れている結婚式場が多く、
中には本番さながらのお料理を
食べられるケースもあります。
ドレスの試着では、現在の検討状況にかかわらず、
プレ花嫁さまとして対応してもらえるため、
気になる点を相談することもできます。
実際に試着しなくても、
美しい花嫁衣装は目の保養になりますし、
幸せそうなカップルを見ているのも
気分が悪いものではありません。
試食は大半のケースで無料で提供しており、
おいしいお料理に
結婚式の良さを感じることもできます。
また、祝い事のプロである
結婚式場のスタッフの対応に、
心が温まる瞬間もあるでしょう。
散歩気分で式場内を見て回るのも
なかなか楽しいものです。
式場・会場見学と、イベントを制覇するとなれば、
一回のデートとしては
十分な時間と内容になります。
理由②:結婚に向けて真剣に考えるキッカケになる
「結婚」が、まだぼんやりとした
明確なイメージがないものであるとするなら、
ブライダルフェアが考えるキッカケを
与えてくれることもあります。
結婚は婚姻届という書面以外は、
「形が見えないもの」であり、
結婚式は「形が見えない商品」です。
ブライダルフェアは、形が見えない結婚式を
模擬挙式や模擬披露宴、
本番さながらのテーブルコーディネートなどで
可視化するイベントです。
情報が目から入ってくることで、
結婚式が「未定」から「予定」になる
可能性も出てきます。
ブライダルフェアに参加して
感じたことを聞いてみると、
- 「結婚っていいな」と思った
- 「結婚式は形式的なもの」という考えが
払しょくされた - 一人一人に結婚の報告は
面倒だと思っていたけれど、
結婚式をすれば一度に報告できると感じた
など、結婚や結婚式に対するイメージに
何らかの変化があったという返答が
多くありました。
このことからも、
「結婚」をより具体的な話へ
進めていくきっかけとして
ブライダルフェアが有効であることがわかります。
理由③:結婚式をする時の特典や割引を受けられる
ブライダルフェアへ参加して、
結婚式が現実味を帯びてきたとしても、
夢や憧れだけでは「結婚式」は買えません。
そこには必ず、費用の問題がついてまわります。
ですが「ブライダルフェアへ参加した」
という事実だけで、実際に結婚式をする際に、
特典が適用されたり、
割引を受けられることもあります。
もしも、結婚式の話が進まない理由が
その費用にあるとしたら、
ブライダルフェアへの参加で
問題がクリアになるかもしれません。
結婚することが決まっているのであれば、
担当者についてもらい、
より具体的な費用の話を聞いてみましょう。
大学生カップルだとブライダルフェアに入れてもらえない?
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そんなことはありません。
ブライダルフェアは、
社会人のためのものではありません。
結婚式場のスタッフも
学生結婚というケースがあることも
しっかりと認識しています。
また、その二人が実際に結婚する時、
大学生ではない可能性も
視野に入れているでしょう。
日本の法律では、
男性は18歳、女性は16歳から結婚できます。
その年齢に達している、もしくは
その年齢に近づいている二人が来館しても
結婚式場側に断る理由はありません。
来館アンケートの職業欄が「学生」であることに
不快な対応をしたとなれば、
その結婚式場のイメージが悪くなってしまいます。
口コミがイメージに大きく影響を与えることは
結婚式場側もわかっていますので、
心配する必要はないでしょう。
まとめ
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結婚式の予定がなくても、大学生であっても、
ブライダルフェアへの参加を
躊躇する必要はありません。
むしろ、結婚式場側のターゲットは
「これから結婚式をする可能性のある人」であり、
すでに結婚式が決まっている人ではないのです。
自分自身がこのターゲットに該当すると思う人は、
まず足を運んでみることから始めましょう。
⇒ブライダルフェアの準備!初心者が注意すべき3つのポイントとは?
自らが動き出せば、事態は必ず進んでいきます。
ブライダルフェアへの参加が、
幸せな結婚式へのプロローグとなりますように…。