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g.神前式

神前式とは|流れから費用まで徹底解説

近年、人気が高くなっている「和婚」。

一般的には、和装を着て
日本古来の宗教の教義にのっとって
行われる結婚式および披露宴を
「和婚」と言います。

その代表格でもあるのが
神社で行われる神前式

結婚式を考えているカップルの
お父さんお母さん世代では
もっとも多く行われていた
挙式スタイルです。

それほどなじみ深いものであるはずなのに、
神前式がどういうものなのか
いまいちピンと来ないという人も
多いのではないでしょうか?

そこで今回は、フリーランスの
ウェディングプランナーが
神前式についての疑問にお答えします。

挙式スタイルを決める際の
参考にしていただければ幸いです。

神前式の内容とは?誓詞の読み方や作法も紹介

神前式に興味はあるけれど、
内容がわからないと申し込むのも不安ですよね。

神前式ではどのようなことをするの?

所要時間はどのくらい?

誓詞って何?

よく聞かれる疑問について、
詳しく説明していきます。

⇒挙式のみの流れを形式別に解説!全てがわかる完全ガイド

神前式の順番・流れを解説

神前式と聞いて思い浮かべるのは
どのようなことでしょうか?

いわゆる「三々九度」を思い浮かべる人が
多いかもしれませんね。

確かに三々九度は神前式の進行の中でも
代表的なものですが、
それ以外にも神前式の中では
さまざまなことが行われています。

まずは神前式の流れについて
見ていきましょう。

神前式の流れ

参進の儀(さんしんのぎ)
雅楽とともに、斎主と巫女に先導され、
花嫁行列が本殿前まで進んでいきます。

入場
斎主→新郎新婦→親→親族の順で
入場します。

修祓(しゅうばつ)
斎主によって、清めのお祓いが行われます。

祝詞奏上(のりとそうじょう)
斎主が神前にふたりの結婚を報告します。

誓盃の儀(せいはいのぎ)
三々九度の盃を交わし、
永遠の契りを結びます。

神楽奉納(かぐらほうのう)
巫女の舞が奉納されます
(神社により、ない場合あり)。

誓詞奏上(せいしそうじょう)
新郎新婦が誓いの言葉を読み上げます。

玉串奉奠(たまぐしほうてん)
新郎新婦→両家代表の順で、
神前に玉串を捧げます。

指輪の交換

親族杯の儀(しんぞくはいのぎ)
両家の親族が、順に御神酒をいただきます。

斎主あいさつ

退場

難しい漢字がたくさん並んでいますが、
一つ一つの動きは
斎主や巫女がしっかりとサポートしてくれるので
心配はいりません。

ここまでの所要時間はおよそ30分

挙式が始まったら30分後には
新たな夫婦の誕生です。

誓詞の読み方や細かな作法もまとめましたので、
ご覧ください。

誓詞の読み方はどうするの?

誓詞は新郎が読み、
新婦は自分の名前の部分のみを読む
というケースが多いのですが、神社によっては
ふたりで全文を読み上げることもあります。

挙式の前に、神社に確認しておくと安心です。

誓詞の内奥は神社によって異なります。

可能であれば、
事前に複写をもらって練習しておきましょう。

誓盃の儀の作法は?

  1. 一の盃(小)を、新郎→新婦
  2. 二の盃(中)を、新婦→新郎
  3. 三の盃(大)を、新郎→新婦

の順で飲みます。
飲み方は、1,2度目は口をつけるだけ、
3度目に飲むのが一般的な作法です。

各盃、その後にもう一度、新郎(新婦)が飲む
本来の三々九度を行う場合もありますので、
斎主および巫女の指示に従いましょう。

玉串奉奠の作法は?

  1. 右手で玉串の根元を上から持ち、
    左手を葉先の下に添えます。
  2. ふたりで神前へ進み、
    玉串案(台)の一歩手前で止まり、
    お辞儀をしたのちに玉串を右へ回して
    根元を手前に持ってきます。
  3. 神前へ向かって玉串を立てた状態で
    目を閉じてお祈りします(祈念)
  4. 右手を根元から話して
    玉串の中央を下から持ち、
    続いて左手を葉先から離し、
    根元を下から支えます。
  5. 玉串を時計回りに回し、根元を神前へ向け、
    左足から一歩進んで右足を揃えます。
  6. 玉串案(台)に玉串を置き、
    右足から一歩下がり、左足を揃えます。
  7. 参列者全員でタイミングを合わせ
    「二礼二拍一礼」を行います。

文章で読むと難しく感じますが、
筆者が担当した新郎新婦さまで
パニックになった方はいませんのでご安心を。

うんちくや作法を覚えることよりも
「永遠に夫婦として生きていく」
という気持ちを持つことが大切です。

神前式にかかる費用の相場はどれくらい?

意外に明記されていない神前式の費用。

気になりますよね?

神前式に限らず、宗教施設での結婚式には
明確な「挙式料」は決められていません。

宗教施設はあくまでも非営利であり、
商売をすることを目的としていないからです。

いわゆる「お気持ちで」
という料金になるのですが、
支払う側としては
これほど難しいことはありませんよね。

なので、ここでは
先輩カップルが支払った相場について
データを紹介します。

挙式料の平均額

神前式         33.9万円
キリスト教式(教会式) 41.5万円
人前式         28.8万円
出典:ゼクシィ結婚トレンド調査

34万円かぁ……ずいぶん高いなぁ
と思うかもしれませんが、
これはあくまでも挙式にかかった費用です。

挙式プランには、挙式料のほかに
衣装や美容などが含まれているケースもあるため、
この金額すべてを神社に収めるとは言えません。

一般的に純粋な挙式料(神社へ収める初穂料)は
5万円~15万円と言われています。

キリスト教式の場合で10万円~25万円と
言われていますので、
若干リーズナブルだと捉えることもできます。

神前式にかかる費用については、
こちらの記事でも詳しく紹介しているので
参考にしてみてください。

⇒神前式にかかる費用の相場は?必要項目のリストも大公開!

もらえるご祝儀はキリスト式と同じ金額?

結婚式をするなら、
どうしても気になるご祝儀の問題。

キリスト式よりも費用が
抑えられることが多い神前式でも
もらえるご祝儀は変わりない
思っていいでしょう。

呼ばれるゲストには、
挙式の形態によってご祝儀の金額を変える
という認識はまずありません。

それよりも、新郎(新婦)と自分との
続き柄の方を重視します。

神前式はキリスト式よりも
金額がかからないから、
ご祝儀も少なくなるという心配はいりません。

神前式後に披露宴を開催してもいい?

この疑問については、
もちろん開催して問題ありません。

神前式で夫婦としての契りを交わしたら、
次は披露宴でみんなにそのことを報告しましょう。

チャペルでの挙式後に
披露宴を行うのと同じように、
神前式の後は大切なゲストとの
楽しい時間が待っています。

存分に楽しみましょう。

もちろん、挙式の日と披露宴の日を
分けても問題はありません。

たとえば、
「どうしてもこの神社で結婚式をしたい」
という理由があり、それがおふたりの
居住地からかなり離れている場合は、
披露宴は後日、という選択肢もあります。

どことなく厳かなイメージがある神前式ですが、
その後に披露宴を行うことに遠慮はいりません。

神前式に友人は参加できないって本当?その理由とは

ところで、なぜ神前式と聞いて
具体的なイメージがわかない人が
多いのでしょうか?

それはきっと
神前式に参加した経験がない(少ない)から
だと思われます。

そういえば、友人の結婚式で
キリスト教式には呼ばれるけれど
神前式には呼ばれないな
と思った人もいるかもしれませんね。

神前式で友人を呼ぶケースは少なく、
親族、それも近しい親族でなければ
その式場にはいることすらできないのが
現在行われている神前式の現状でもあるのです。

それはなぜなのでしょうか?

ホテルや専門式場などにある
神殿で神前式を行う場合、
その大きさはかなり限られています。

その理由は、家族や親族のみが列席することを
想定して作られているから。

対してチャペルは、
より多くの列席者を入れることが
前提になっています。

もともと神前での結婚式は
「家と家との結びつき」を重視するものであり、
その儀式に立ち会う人は、
ごく限定されるという風習がありました。

そのため、結婚式場に神殿を設ける場合でも、
あまり広いスペースはとらず
コンパクトに造ることが多かったのです。

では、多くの人を収容できる
大きな神社の場合はどうでしょうか?

筆者が直接、ある神社の宮司様に確認したところ、
「入れる人数までであれば、
友人が列席してもかまわない」とのことでした。

友人が列席してはいけないという
決まりはないのに、今現在でも「
神前式=親族のみ」という認識が強いのは、
収容人数とこれまでの習慣によるところが
大きいようです。

もしも神前式に友人を呼びたい場合は、
収容人数を事前に確認することが大切ですね。

神前式への友人の参加については
こちらの記事でより詳しく解説しています。

⇒神前式は親族のみ?友人は披露宴からじゃないとダメなの?

神前式の衣装・髪型・小物はどうする?

神前式を行うにあたって衣装や身なりの点で
気を付けなければいけないのは
どのようなことなのでしょうか?

衣装や髪型、小物など、
気になることはたくさんありますよね。

実はその心配は、
「神前式たるものこうあるべき」という
先入観からきていることが多いのです。

神前式ブームの火付け役となった
沢尻エリカさんの2009年の結婚式が
この項目においてはとても参考になるので
例として挙げながら解説していきます。

衣装は白無垢のみ?色打掛やドレスは着れない?

「神前式は白無垢に綿帽子か角隠し」
と思っていませんか?

衣装屋さんに行って相談しても
「神前式であれば白無垢ですね」
と言われることもあるかもしれません。

ですが、そのような決まりは
実はありません。

こちらも宮司様に確認しましたが、
「奇抜な服でなければ問題ない」
とのことでした。

現に、お父さんお母さん世代の神前式では
多くの花嫁さまが色打掛で結婚式を挙げています

当時は白無垢の方が珍しかったそうです。

それがいつから白無垢を着るようになったのか、
宮司様も「いまいちわからない」
とおっしゃっていました。

また、その神社では、事情がある場合は
平服での結婚式も承っているそうです。

髪型も、必ずしも
綿帽子や角隠しでなければいけない
というわけではありません。

先述の沢尻エリカさんですが、
彼女が結婚式を行った場所は明治神宮です。

その際の衣装や髪形を思い出してみましょう。

衣装は赤縁の入った打ち掛け、
髪型はユリの花をふんだんに使用した洋髪でした。

「あれは白無垢じゃないの⁉」
と思う人もいるかもしれませんが、
あの衣装は白地の打ち掛けであり、
白無垢とは異なります。

髪型についてはそれなりの配慮が必要です。

現実的な話をすると、
神前式は写真撮影に始まり、花嫁行列、
結婚式本番、その後の親族集合写真と
けっこうな長丁場になります。

かつらは想像以上の重量があること、
生花は時間の経過とともに花が開き、
状態が変わってくること(花粉の問題など)
があることも考慮しましょう。

いずれにしても、
「そこが神社(神殿)という神聖な場所である」
ことを
認識した上での服装であれば
問題はないということ。

さまざまな視点から考えて、
自分にもっとも適している
衣装や髪型にすることが大切です。

リングピローはどんなものを使う?ブーケは必要なの?

チャペルで行う結婚式では
ごく当たり前のように行われている
指輪の交換ですが、もともと神前式には
指輪の交換はなかったようです。

指輪の交換が行われるようになったのは
長い歴史の中で見ればごく最近のこと。

時代の流れに沿って
神前式も変化を遂げたということですね。

そのため現在では
指輪の交換をしたい場合は
その時間を設けることができます。

そこで必要になってくるのがリングピロー。

白くてふわふわのリングピローでは
なんとなくイメージにそぐわない……⁉

気になる場合は、
指輪のケースをそのまま使用するのがおすすめです。

昨今では、和風のリングピローの作り方も
たくさん紹介されているので
手作りで準備するのもいいでしょう。

ブーケはなくてもかまいません。

用意するとしたら、
コロンとしたボールブーケがおすすめです。

ボールブーケは手に提げて持つことができるので
和装にもしっくりと合うでしょう。

ですが実際の神前式では、
ブーケの出番はほとんどありません。

特に「おひきずり」といって
衣装の裾を留めずに
長くした状態のまま歩く際には
両手で衣装を持ち上げる必要が出てきます。

その場合はブーケは邪魔になってしまいます。

ブーケを持つ場合は、美容スタッフに
「おからげ」(腰紐などで裾を短く調整すること)
をお願いしましょう。

神前式ができるのは神社だけ?

神前式は読んで字のごとく
神様の前で行われる挙式です。

そのため、神前式を行う場所は
神社が基本となります。

ですが結婚式場内にある
神殿でも神前式は可能です。

式場内神殿のメリットは、
「すべてがワンストップでできる」
という利便性の良さ。

写場-神殿-披露宴会場までの流れが
新郎新婦もゲストもスムーズであることが
最大のメリットです。

神社で行うか、結婚式場の神殿で行うかは
おふたりの考え方や、ゲストの事情などを考慮して
決めましょう。

全国にはたくさんの神社があります。

迷った時はこちらの記事も
参考にしてみてくださいね。

★首都圏ならではの利便性!東京の神前式★

有名な明治神宮をはじめとする東京の神社をご紹介。
利便性抜群でゲストにもうれしい神前式が
叶います。

⇒神前式におすすめの神社5選【東京】

★大人気!大阪の神前式はこちらの神社で★

関西圏で大人気の住吉神社をはじめとする
大阪の神社をご紹介。
関西圏お住まいの人はもちろん、
大阪観光を兼ねての結婚式もおすすめです。

⇒大阪で神前式におすすめの神社5選

★福岡での神前式におすすめの神社はこちら★

福岡の神社と言ったら太宰府天満宮!
それ以外にも個性的な神社をたくさんご紹介します。
結婚式の後は、福岡グルメを堪能する旅もいいかも。

⇒神前式を福岡で!おすすめ神社5選をピックアップ

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新たな夫婦としてのスタートを!

⇒神前式を京都で挙げたい!厳選のおすすめ神社5選

神前式ができる会場の上手な探し方とは

結婚式場の神殿を希望する場合は、
より自分たちに合う結婚式場を
見つけることが大切です。

結婚式場の数は年々増えており、
一つ一つを並べて検討するのはとても大変。

そんな時は結婚式場紹介サービスの
ハナユメを活用しましょう。

さまざまな条件から、
理想の会場探しをお手伝いしてくれます。

神前式ができる結婚式場も
多数紹介されていますよ。

⇒ハナユメで神前式ができる会場を探してみる

ハナユメの魅力は、
見学予約などで商品券などがもらえる
キャンペーンが開催されていること。

これならなんとなく手間に感じてしまう
結婚式場探しもはかどりますね。

まとめ

親や親族世代にもなじみがあり、
若い世代には新鮮にも写る神前式。

どんな人にも受け入れられるのが
神前式の最大の魅力なのかもしれませんね。

「なんとなくかっこいいからやってみたい」から
「絶対神前式がいい!」と思えたら
それが決め時です。

おふたりが素敵な神前式を実現できるよう
祈っております。